日常を冒険する「なりきりキャンディー」
い、幼い頃、スーパーヒーローや空飛ぶ鳥に憧れて、その視点から町を見たらどう見えるか?を考えたことは誰しもあるはずです。そんな子どものような「遊び心」で、新しいモノ・コトを市場で自然に見出し、身についた心地よい視点を少しずらすツールとして「なりきりキャンディー」を制作しました。ハリーポッターやピカチュウ、小人や調香師など、自分以外の別のキャラクターに「なりきる」ことを通して市場を探検してもらい、多様性を楽しむ態度を涵養するデザインです。今回は、試食が少なく混雑する市場で手にとってもらうため、手軽なスナックになるキャンディーに「もしもあなたがハリーポッターだったら何を食べる?」「もしもあなたがゴッホだったらどの野菜をモチーフに選ぶ?」といった質問を巻きつけて手にとってもらい、instagramにて反応を集めました。このイベントでは多くの反応が集まり、ローカルの男性からは「今まで見たことのない探し方をでき、今度から街の歩き方が変わりそうだ」という意見ももらいました。